MVNOって、安いのは良いけど、分かりにくそう。
勉強しなきゃいけないことが増えると面倒って人向けにガイドをするのが、このMVNO評価記事シリーズ。
基本:通話も通信もいつでも問題無く出来ること!
今回のお題は、OCNモバイル(2018/8評価)
docomoの電波を扱う、大手MVNOです。
特に速過ぎもしないのですが、平日の昼食時以外は遅くも無い、安定したMVNOです。
評価は【B-】(15段階評価の6番目)です。
同じ評価が、楽天モバイル、IIJmio/BIC SIMです。
【B】評価に少し届かないのは、いつでも通信が速くないってところです。とても惜しい。
このサイトはUQモバイルを推しています。
個人的にも、UQモバイルにとても満足しています。
要点
✓OCNモバイルは、docomoのレイヤー2接続のMVNO中、品質から見たらNo.1の良質な回線
✓速度から見たらUQモバイルが速いが、実質の使用では両者ともに弊害が出るほどの差は無い
✓ただ、平日の昼食時のOCNモバイルの遅さは実用に耐えない。その不安も受け入れるならOCNモバイル。安定がいつも欲しいのならUQモバイル。
両者の比較
レイヤー
大手キャリアから1次受けで電波を分けて貰ったらレイヤー2、レイヤー2から分けて貰ったらレイヤー3になります
カウントフリー
特定のURLを通じた通信を、契約者のデータ消費カウントに含めないこと
帯域幅
電波は道路の幅のように帯域の幅で広さを示します。この場合は、大手キャリアが持っている通信網の何割ぐらいを借りて使っているのかを、非公表なので推定しています
通信者の高速・低速任意切換
容量の大きな動画などの通信は高速通信、文字情報だけで容量の軽い通信は低速通信というように、全体がなるべくスムーズに通信できるように通るスピードを調整すること。mineoはプレミアムコースのお客は全部、高速通信にしています
SIM開通・休止の自己管理(フルMVNO)
ビニールハウスの土が乾いたら自動で水やりをする機械で通信を使う場合、何も植えていない時期は通信を切り、課金しないようにするといった効率的な通信の使い方を可能にする仕組み。携帯電話で使う場合は利用幅が少ないが、インターネット通信を機械に組み込む(→IoTという言葉を聞いたことがあるかも)ことが増えると、重要になってくる仕組み。自前で通信設備を持つ大手キャリアは管理できるが、MVNOで管理できる会社は少ない。出来る仕組みを持つ会社を識別して、フルMVNOと呼びます
OCNモバイルの特徴
OCNモバイルは自社のお客に優良なサービスを提供しています。
平日の昼食時以外は安定した速度で、制限時でも200kbps制限でありながら、実際は230kbps相当が出ています。
Youtubeが、粗い画質で良ければ、見られるレベルです。
docomoから電波の供給を受け、自社のユーザーに使って貰うのと平行して、傘下レイヤー3以下のMVNOに電波を提供しています。
ブランド力もあり、NTTコムだから信用しているというお客の声が高齢層から必ず聞こえる会社です。
また、サポートも実店舗は無いものの、電話サポートがお客の想像以上だと好評価を得ています。
ただ、個人的に気になるのは、平日の昼食時の速度です。
この時間に緊急のことが起きないと良いのですが。
比較的、高齢者の利用者が多いMVNOなので、緊急時の使い勝手が心配です。
カウントフリーを音楽アプリについて実施しています。
無料で提供しているので、お客の評価も高いです。
大手では、Apple Musicが対象外なのが惜しいところです。
通信者側の事情としても、LINEモバイルの実施しているSNSのカウントフリーに比べて、サーバーの負担も少なくて良いようです。
料金プランは多彩です。
1日あたりの通信量を限ったプラン(110MB、170MB)を設定しているのはユニークです。
もちろん、月あたりの通信量別の3GB、6GBといった他のMVNOにもあるプランも用意されています。
詳細プランはココから
https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one/sim.html
UQモバイルの特徴
UQモバイルの解説はココに詳しく
【総まとめ】UQモバイルをすすめる9つの要素
自前で通信設備(WiMAX)を所持し、auに貸しだした収入を、UQモバイルでのau回線の帯域利用料にあてがうことで、安定した通信を提供出来ています。
この原資があるため、docomo系で起こりやすい平日昼食時の低速化を回避しています。
制限時もおしゃべり/ぴったりプランなら300kbpsと、安定した通信品質を、廉価で必要次元で提供出来ている、数少ないMVNOです。
UQモバイルとの価格比較
ここでは、月あたりの利用量が少し多めのユーザーで、UQモバイルとOCNモバイルで、プランがおすすめかをシミュレーションしてみます。
なお、データ通信の利用量が少ないユーザーがMVNOに移るのがこれまでの主流でしたが、ここではデータ通信が多めのハードユーザーを例に挙げています。
YouTubeなどの動画を高画質で見すぎると、月あたり50GBを平気で超すので、なるべくWi-Fiで見るものとして、算外にしています。
OLと女子高生は、少しWi-Fiを活用したら、節約出来そうですね。
UQモバイルは2年縛り、翌年に1,000円、増量オプションを継続する場合は3年目に更に500円、月あたりの価格が上がります。
OCNモバイルは値上がりはありません。最低利用期間(6カ月)を過ぎれば、契約解除料も無くなります。
まとめ
短くまとめると、
MUSICフリーが目当て
NTTコミュニケーションズのブランドに信用を感じる
データ通信量のプランが豊富で変えやすい
UQモバイルが向くのは
通信をよくする
使いたいときに遅いと困るが、価格は安い方が良い
だが、サービス相応の出費は必要と捉えている
たいていは、UQモバイルになると思います。
↓詳細と申込はコチラから
UQモバイルへの申込を、待ってますよ!
OCNモバイルは酷評するような要素はありません。
もう少し、docomoのユーザーがauやSoftbank系のMVNOに移ってくると、平日昼食時の速度も変わってくるのですが。
その分、OCNモバイルの価格が上がってしまうかも知れませんね。
私は、UQモバイルに助けられた部分が大きくあります。
仲間になってくれる方が1名でも多くなったら、幸いです。
UQモバイルの詳細と申込はこの下の青いボタンから。
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